舞蝶.・。*


な、なな何ですとぉ~!!!

「自分の娘の事くらい知ってて当然だ」

あたしはお父さんに思いっきり抱きついた

「何だ?! 莢って、変わってるのか?」

「はい。超が付く変わりもんです」
日向・・・
って超が付くって何だよっ!!!

「そうだったんだ・・・
ってか。莢の実力見てみたいな・・・。
今。やってみるか」

え・・・?
今・・・?

「何だ? 負ける気がすんのか?」
お父さん・・・・。
「ぜってぇ。勝ってやる」

あたしがフッと笑うと、お父さんは「見ものだ」といった
ってことで、中央はガラ空き。
お客さんは、外側で見とくように言った。

「莢。何人ぐらいがいい?」
「全員」

お客さんはあたしを悲惨な目で見てくる
ってことであたしが対決すんのはざっと100人近い。

「莢。無理になったら言えよ?」
「絶対。大丈夫」

全国1位の奴らの実力。見せて貰おうじゃねーか・・・。

「和樹さん。何でこんな娘ごと気に100人で?」
「俺の娘を甘く見たら後悔スンぞ?」

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