舞蝶.・。*


あたしは、お家を抜けだして全力で走った

やばい。
ヤバい。
ヤバイっ!!!!
ありえないっ!!!

あたしは走りながら日向に電話をかけた

『どうした?』
「日向っ!!!…助けてっ!怖いっ!!!!」
『落ち着け。何があった?』

後ろからも足音が聞こえる。

「お願いっ!!!!早く助けてっ!!」
『今何処だ?』
「わ、わかんないっ!!!っキャッ」

あたしは、手首を捕まえられた。

ヤバい。ヤバイ。確実にヤバイ。

「何で逃げてる?」
エロ悪魔・・・。
「もしかして。見た?」
「み、見てない見てないっ!!!何もっ!!!」
「へぇ~。じゃあ。帰ろっか」
怪しい笑みを浮かべる悪魔。
「き、今日ね!!用事ができちゃって!!!」
「用事って?どんな?」
うっ・・・・。
「あ、アレだよ。そのアレ・・・」
「アレって?」
ヤバイっ!!!
「誕生日パーティーの打ち上げ会?」
「打ち上げ会ねぇ・・・じゃあ俺も行くよ」
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