舞蝶.・。*

ないとすると・・・

やっぱり俺らに問題アリ・・・か?


「身長はどのくらいだったん?」
「大体170~174センチ」
「髪型は?」
「パーカーをはおってて分かりませんでした」

―――――ガチャン

さっきの医者がでてきた
和樹さんは医者に駆け寄り「莢は?」と聞いた

「和樹様。莢様は大丈夫です
そちらのお方の血で何とか一命を取り留めました」

医者は俺を指して微笑む
和樹さんも「ありがとな」と言って微笑んだ

「莢に会わせてください」



俺達は莢が眠ってる部屋に連れて行かれた
莢は個室。

ベットに横たわり。
頭は包帯でグルグル巻かれて、体のお腹の部分も傷が出来てた。
幸いにも顔と手と足には異常がなかった
「大型車にはねられて頭とお腹にしか損害がなかった事はキセキですよ」
と医者も言ってた

「莢・・・」
和樹さんは莢に駆け寄って顔に手を当てて、とても悲しそうな顔をした

俺達は莢をただ見つめてるしか出来なかった…。

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