舞蝶．・。＊

―――――２週間後

あれから病院に毎日通って、勇樹と莢のお見舞いをしてる。

「勇樹。おめでと～」
「おめでと～なっ!!!」
「良かったなっ!!!」
「元気やんっ!!」
「おめでと」
「もう気おつけろよ？」

勇樹はニカッと笑ってピースした
「超元気っス!!!
毎日来てくれて嬉しかったっス!!」

そう。勇樹は今日で退院。
だけど莢は・・・

「よし。じゃあ行くかっ!!!」
俺達は莢の病室に向かった

――――ガラッ

「莢～っ!!!勇樹今日で退院だってよっ!!!
嬉し～よなっ!!!」
「どないした？頭でも痛いん？」
「も～黙っとらんで喋りーやっ!!!」
「寂し～じゃん・・・」

まだ１回も…
目を覚ましてない。

「今日はお父さん達来れないんだってさ～」
「寂し～なっ!!!」
「だけど、安心しなっ!!
今日は俺らがずっとここにいるからさっ!!」