舞蝶.・。*
―――ガラッ
「莢様。電話が来てます」
看護師さんが電話をくれた。
『hello?』
ゲッ!!! 仕事かよッ!!!
「helo? what?」
みんなまた目が点になってる。
相手が言ってくるのに対し、あたしは断る。
「no!no!no!no!no!!!」
しつこい!!
もうやるしかない…。
「ok…」
相手の勧誘に負けた。
あたしは電話を切り、すぐに布団に潜り込む。
「さ、さや?」
「どしたの?」
みんなが聞いてくる。
「またあの件か?」
お父さん…分かってたんだ。
「うん。負けた」
あたしが言うと、お父さんは笑って「みんなも連れて行けば?」といった。
そっか!!!
あたしはガバッと布団をどかした。
その勢いに悠の頭にぶつかった。
「「イデッ」」
悠とあたしは頭を擦りながら笑った。
「ねぇ。みんな一緒にアメリカ行かない?」
突然の問いかけに驚いてる。
「行きたいっ!!!」
「俺もっ!!!」
「俺も行くっ!」
「俺らもっ!!」
「じゃあ行く」
決定!!!