舞蝶.・。*





女達を気にせず食べ続けた。
たまに悠にもあげたけど。



―――PM5:00

「もう帰らなきゃな」

あたしと悠は、川辺を歩いた。


その時、

―――ガシッ


あたしは誰かに首を握られた。
その様子に気づいた悠が叫ぶ。


「莢っ!!!」

誰?


「お久しぶりですねぇ。悠ちゃん。
彼女とデート中? とっても美人だねぇ」

「その女を放せっ!!!!」


男はフッと笑って、あたしの髪を触る。

「触んないでっ!!!」

あたしが睨むと、男は「誘ってるの? 別に俺は今からでもいいけど?」意味ありげな笑みをこぼす。




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