舞蝶.・。*


トイレに行きたくなっちゃった・・・

「日向。トイレ行ってきていい?」

「ああ。気をつけろよ」

あたしは「うん」と言ってトイレに向かった

あたしが用をして出てくると丁度下っ端の人が出てきた
緑の髪をしてる・・・。

「莢さんですよね」
「何で知ってるの?」
「日向さん達が良く話してるもんで」
「そーなんだ・・・」
「俺は、藤間 勇樹(とうま ゆうき)高1です」
「勇樹か。覚えた。よろしくねっ!!」
勇樹はニコッと笑ってお辞儀をした・・・
「何でお辞儀なんか・・・」
「莢さんって、日向さんの彼女なんですか?」
「へ?あたしが?ナイナイ。日向にはあたしみたいなブスじゃなくて。可愛い子が似合うよ」
あたしが言うと、勇樹はクスッと笑って「無自覚なんですね」と言ってきた

よく見ると、勇樹もカッコイイ・・・。
玖流ってイケメン軍団なの・・・?

「勇樹・・・カッコいいね」
あたしが笑うと、勇樹は照れた
「莢さんこそ。可愛いですね」
「お世辞は言わなくていーよ」
勇樹は「本当なんですけど」といった
「勇樹。さんづけヤダ。タメでいいよ」
「え・・・でも・・・」
「そうしないと、勇樹と一生話さないよ?」
勇樹は焦ったような顔をして「分かった」と言った
あたしは勇樹と話しながら、みんなの元に戻った

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