舞蝶.・。*

―――――ビクッ

今・・・凄く強い殺気を感じた・・・
何だろう・・・
胸騒ぎがする・・・。

あたしは、日向の手をギュっと握った
日向は優しい顔をして、あたしの頭を撫でてくれた・・・。

「はい。次の方~」

あたしと日向は中に入って行った

・・・・暗い
真っ暗で道が見えない・・・

――――ぺタっ

あたしの頬に冷たいものがくっついた
「ひぇっ!!」
あたしが驚いて後ろに後ずさりすると、首から下がない人形がぶら下がって・・・
「イヤぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
あたしが前に進むと、足を誰かに捕まれたり。

こ、怖い・・・

前に進んでいくと、首つりした女が・・・
あたしは思わず日向に抱きついてしまった…
日向は驚いたような顔をしてたけど、すぐに微笑んで頭を撫でてくれた

「大丈夫だ。俺がいるだろ?」
「うん・・・・」

あたしは、日向の腕に自分の腕を絡ませたまま進んだ。
その後も血だらけの女や、頭に釘が刺さった男などが出てきた。
最後らへんになってくると、後ろから方を叩かれた・・・
「な・・・に?」
恐る恐る振り返ると、血だらけの篤希が立っていた・・・
「キャアぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
あたしは思いっきり叫んで日向に抱きついた
すると後ろから。冷たい手があたしの首を掴んだ
「イヤぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」
あたしはとうとう泣いてしまった・・・




< 79 / 229 >

この作品をシェア

pagetop