舞蝶.・。*


そんな三年を見て、勇樹が笑う

・・・?

「と、とにかく来なさいっ!!!」

あたし達は言われたとおりに付いて行った

「ねぇ。出番って何?」
「分かんねぇ」

勇樹も分からないらしい・・・。

あたし達は舞台裏の、レッドカーペットに連れてこられた

「ここで待ってて。俺達が呼んだら、2人で手をつないで階段上がってきてね」

それだけ言うと、走って行った・・・

あたし達の前には高い階段がある。
その階段を上ると、みんなが見ているステージがある

「何するんだろ・・・?」
あたしが首をかしげると、勇樹も「そうだな」といって首を傾げた

司会の声が聞こえてきた・・・
「では!皆さんっ!!
お待ちかねっ!!学園プリンスとプリンセスの2人の登場ですっ!!!」
一気に会場が熱気に包まれた・・・

あたし達はスタッフに背中を押された
「行こうか」
勇樹は二コッと笑って手を差し出してきた
あたしは「うん」といって手を重ねた
そして上がって行った階段・・・。

上がった瞬間、光に包まれた・・・・
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