強引な王子さまっ
『がしっ』


捕まれてた手と反対の手をだれかに捕まれた



え…?



「花!離れんなよ!びっくりするじゃん!」

翔くんだった。


「…なんだよ。彼氏いんじゃん。」
「つまんね〜」


捕まれてた手が緩む。



ほっ…


「お前、また絡まれてたのかよ?まぢ心配するじゃん。見つけれてよかったあ…」



安心したように話す翔くん


私もすごく安心している…



「ブレスレット…」

お守りがしっかり効いた。

「ん?何か言ったか?」


何か嬉しかった。




「ううんっ。何でもないっ。ありがとう!」


「……なに笑ってんだよ!」



はっ!
思わず笑っちゃった…


「ごっごめんなさい…」



怒っちゃったかな…?



「いやっそういう意味じゃねーけど…いやっそのっ…」




…??
どうしたのかな?



「翔くん…顔赤いよ?どうしたの?」



「!?!?あっ赤くねーし!」





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