強引な王子さまっ
「翔は、今日も花ちゃんと食べるんだろ?」



「おぅ。だから俺先行ってる。」



花の教室に向かう。
今日は約束してないけど
毎日一緒だし大丈夫だよなっ



「まあ、いなかったらしばくか。へへっ」



最近の俺の気分は絶好調。
なんでかはわからんけどなっ




「だーかーら、もう少しで落とせるって!」



教室に行く途中で竹中の声が聞こえてきた。
電話で話をしている。
落とせるって落し物か?



「花ちゃんと三浦を引き離すくらい簡単だから。」




「俺と花…?」

どーゆうことだ?



「まかせとけって!雅!」



「雅?城山雅か!?あいつ…おい!」




竹中の姿は見当たらない。




「…くそ!」



花のクラスに急いで向かう。
花を閉じこめたのも
すべて竹中と城山雅の仕業だったのか。



「真央ちゃん!花いるか!?」



「え?花なら竹中くんとお昼に行ったよ?なんかやばかった?」


心配そうな顔をする真央ちゃん
真央ちゃんには心配かけれねーよ


「いや何でもねーわっ、ありがとな」




なんで竹中と約束してんだよ
ああいらいらする












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