強引な王子さまっ

けんか!?

「ごめん、体育だったから遅れちゃった!」



少し遅れてきた竹中くん。



「大丈夫だよっ」



私たちは場所を移動した。



「あのさ、花ちゃん。」




「ん?なに?」



竹中くんが真剣な顔をしている。
なんだろう?




「花ちゃんさ…三浦と仲良いじゃん?
あいつとはもう仲良くしないほうが良いよ」




竹中くんからの意外な言葉。




「え…、何で?確かにこわい人だけど」





心配してくれてるのかな?
それなら大丈夫なのに。





「いや、そうじゃなくて、あいつさ…
中学ん時から彼女いるんだぜ?」





え?うそでしょ?
竹中くんの言葉で私の手は止まる。