私だけの野獣さま。1
生活感たっぷりなこの倉庫。
でも誰もいない悲しい倉庫。
「……いいとこ見つけちゃった!」
一人、ルンルン気分のあたちは
ふかふかの黒ソファーに座る。
目の前のテーブルを囲むように繋がれた黒ソファーにはご丁寧に
クッションがおいてあった。
クッションを頭の下において、
ぼーっと天井を眺める。
うにゅ……、眠くなってきた。
「……ちょっとだけ。」
そう言って目をつむる。
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