BLUE☆SPRING!

最低な君!



『ここまで連れてきたの渡辺君なんだから、後でお礼いいなさいよ?』


昼休みになっても、三浦先生の言葉が頭から離れない…。
それにいくら考えたって、わかんない。
淳司の考えることなんか、全然わかんない…。

「あー!もうやめたっ!」

考えてもわかんないから、直接聞くっ!
ん……?
って、そうだよ!
最初から、そうすればよかったんだっ!
謎解決しそうじゃん!

っていっても…問題は淳司がどこに居るか、って話。
よくよく考えば、私は小さい時の淳司は知ってるけど、最近の淳司に関しては、ほとんど知らないし…。
とりあえず、色んなとこでも探していこっと。


そして、私は教室に行ったけど、居たのは、真希子達だけ。
中庭も、屋上も、職員室も、保健室も。
あらゆるところに行ったけど、淳司の姿はなかった。

「帰ったのかな…?」

そう思って、教室に帰ろうとした時。
淳司を見つけた。
同時に淳司も私を見た。


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