だって、好きなんだもん。
「〜〜〜!…。」


声が聞こえる。


その時

「あいつ次は倒す」

2、3人の怪我をした不良らしき人が、私の横を通り過ぎて行った。


「……い…って」


え?
まだ誰かいるの…?



―あ。

誰がどう見ても不良。
金髪だし、たぶんさっきの人達と喧嘩してただろうし。

怪我してるし…。




「大丈夫ですか?」

私の近くに誰かいたら
近づくなって絶対に止められてたと思う。



「ぁあ?」


だって彼はかなり威嚇してたから…。



でも放ってはおけない。






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