だって、好きなんだもん。
「…お前も不満があればハッキリ言え。」

予想外の言葉に驚いたが、これはチャンスだ。

「じゃあ言う。…名前で読んでほしい、特別扱いしてほしい、笑ってほしい、いっぱい話してほしい、本当の朝日君を私にだけに見せてほしい。」

「多すぎ。…本当の俺??」

「そう。ありのままの朝日君でいていいんだよ??」

―――朝日君の特別になりたいし…。


「……本当の俺ねぇ。後悔してもしらねぇからな。」







< 45 / 152 >

この作品をシェア

pagetop