だって、好きなんだもん。
お弁当を食べ終え、しばらく他愛のない話をしていた。

「そういえばね、うちのクラスに転入生が来たの。可愛い女の子だったよ。」

「ふーん」

「興味ない??」

「ないね。他の女にはね。」

ノックアウトです。
朝日君、私の扱い上手くなってます。
こんなに甘い人だとは思わなかった。
だからこそ、円城寺さんには知られたくない。

朝日君には耳に入れといてもらおうと思ったんだけどな。


まぁ、いっか。

他の女に興味ないって言ってくれたもん。
信じよう。









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