だって、好きなんだもん。
「円城寺さん……。」

冷静を装っている。

「…どこ行ってたの??」

―――ドキィッ!!
バレてる??

「えっと、涼めるところに。」

「そっか。教室にいないからどこに行ったのかと思って。」

「あぁ、ゴメン。お昼はいつも外に行くから。」

円城寺さんは、そっか、と言ったあとに、朝日君をチラッと見た。








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