ぴんく。
キャバクラを始めたきっかけは、当時付き合っていた彼氏が、ホストだったからです。

昼間も働いていたけどね。

彼が働く夜の世界を見てみたかったのです。

単純にお金も欲しかったし。

働いてしばらくして、その人とは別れました。

同時期に、妹が病気だと知りました。

だから、大学生の間に、なるべくたくさん貯金して、

なるべく仕送り使わないようにして、

妹や親にいっぱい恩返ししようと思いました。

更に言うなれば、大学に通うより、働く方が楽しくなったのです。

気付けば、レギュラーで出勤し、それなりの順位でそれなりのお客さんを掴み、夜を主体にして生きるようになっていました。
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