木がくれた道
木が揺れる音、鳥の鳴き声がした。

そっと目開け、周りを見渡した。

そこには森が広がっていた。

でも、僕が立っていたのは森の中にある小さな広場のはじにいた。
広場の真ん中には何本の木が絡まりあって一本の木のように見える木があった。
その木は、人が一人通れるくらいの穴が一つあった。

「…ここどこ?部屋で寝てたはずなのになぁ。てか、あの木変ってるよな。」

気になった僕は木の穴に歩み寄っていた。

穴の目の前に来た時足に何か当った気がして足元を見てみた。

確かに何か当っていた。だか、よくわからなかったので手に取ってみた。
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