飽きられない条件





『あ!!あの、名前・・・聞いてもいい?』



もう会わないかもしれない私に名前を聞いてきた彼。


名前くらいならいっか、って思って名前だけ答えた。名前だけ



「咲、咲くの咲。じゃあね」




と、それだけ言ってまた家までの帰り道を歩き出した



なんか後ろで茶髪くんが叫んでたけどそんな気分じゃない私はちょっと曇ってる空を見ながら小走りで帰った









部屋に着くと、疲れがどっと出てきて起きてられなかった




ベットで眠りにつく途中、


私は今日太一に疲れたのか


それとも、


あの茶髪くんに疲れたのか



そんなことを考えても出ない答えに疲れて眠った











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