桜の季節






なんでいるの?






なんで直樹がここにいるの?









直樹は、私の手を握って、それを枕にして寝ていた。



「ちょっ……。」

私が起こそうとして、声をかけた瞬間、直樹が握っていた私の右手に力が入った。







次の瞬間、












私は、直樹の胸の中にいた。






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