拝啓、青空になった君ヘ。
あれは、うちがイジメを受けていたとき。
当時10才だったうち。
「黙ってんじゃねーよ」「ムカつく」「大輝くんに近づかないで」
よくあるベタなパターンのイジメ。
「痛いっ・・・!」
「これくらいで痛いっつってんじゃねー!!」
「やめて!」
―ガッ
え・・・?

「テメェら・・・」
「かっ、海斗さん・・・」
イジメ女子達の血の気が引く。
「ふざけんじゃねー!!!!」
「ヒィッ!!」
・・・・・・!うそ・・・海斗・・・・・・。
「行くぞ、ひかる」
「うっ、うんっ」

あの日初めて、男ってカッコイイって思った。



だ・け・ど!!

今は・・・


「ひかるの胸にー・・・!」
「殺ス!!」
「ぐはぁあああぁああぁぁっ!!」
・・・カッコイイって思って損したゎ。



「ひか・・・ゲホッ、ひかるは・・・ゲホゲホッ・・・・・・ツンデレだなぁ・・・・ゲホッ」
「吐いてる吐いてる、血、吐いてるってば」


こんな海斗だけど・・・


ま、いっか♪


楽しいし♪


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