カレーライス王子
カビ丸お得意の式神である。術を発動するときと同じ右手の構えで右肩に忍ばせておいた人型の紙に「氣」をこめると、それが忍者となってトマ飛びトマトに飛び出すっ!!しかし、トマ飛びトマトの前に来るや否や後ろに控えている隊員たちの狙撃により式神は打ち落とされ、あえなく元の紙へと戻る・・・

そして、その頃、トマトが死闘を繰り広げている場所の近くの洗面所で・・・


守備隊員:いや〜、昨日はカビダラーケ帝国が攻めてくるからって、徹夜でココまで運転して疲れたぜ

守備隊員:でも、もう仮眠は取ったんだろ!?さっさと顔洗って、オレたちも合流しよう

と蛇口から水を出した瞬間である


トマト:やめろーっ!!

カビ丸:もう遅いっ!!科学研究所内に水があれば好都合っ!!水の精よ・・・我に力を貸し給え・・・水精の術っ!!濁流怒涛っ!!


ご存知の通りカビ丸は水を操る術を得意としている。そして、今っその水が敷地内に出たのだっ!!

蛇口から出ていた水が一気にその水量を増して、蛇口が壊れ、大量の水が科学研究所の敷地内に流れ出す。そして、その水は濁流となり敷地内で守備に当たっていた隊員たちを押し流す。


守備隊員:うわ〜っ!!水道料金が高くつく〜っ!!

トマト:言ってる場合かァーっ!!くそっ・・・仕方ない・・・ココを突破されたことをハヤシライス隊長に・・・ピーっピーっピーっ!!


笛の音があたりに鳴り響く・・・
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