カレーライス王子
<思い出終わり>

カレーライス王子、ナイト、りんこちゃんはかける言葉が見つからない


チーズ副隊長:死んじゃダメだよっ!!隊長・・・お姉ちゃんっ!!お姉ちゃんっ!!死んじゃヤダよ〜っ!!


チーズ副隊長の目から留めなく大粒の涙がこぼれ落ちる。
また、ハヤシライス隊長も目に涙を浮かべる


ハヤシライス隊長:あなたはホント世話がかかるわ・・・任務中はお姉ちゃんって呼んじゃダメって言ってるでしょ・・・

チーズ副隊長:・・・お姉ちゃん・・・

ハヤシライス隊長:これからは、あたしがいなくても、ちゃんとやるのよ・・・

チーズ副隊長:なに言ってんの!?・・・そんなの後でいいじゃない・・・生きて帰って・・・それからでいいじゃない・・・


ハヤシライス隊長が笑った・・・ガクっ・・・

今まで自分の力で持ち上げていたハヤシライス隊長の首が力なく垂れる

チーズ副隊長の腕の中でハヤシライス隊長が力なく眠っている


チーズ:お姉ちゃんっ!!お姉ちゃんっ!!お姉ちゃ〜んっ・・・あああぁぁぁぁぁ


瞳を閉じて、天に向かって叫ぶチーズ副隊長。その目からは涙が止まらない。

いつも、当たり前のように側にいた、お姉ちゃんが急にどこかに消えていった・・・そう。もう二度と手が届かない場所へ・・・

大切なものは、無くして初めてその大事さに気づくという・・・今が、まさにそれなのだ
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