夏恋―NATSUKOI―
枝里の案は一致であり。

合図でスタートした。



……………どれくらいたっただろうか?



ポトンッ



丸い火が地面に落ちた。


「はい、圭くんでしたー♪」


佐藤くんの負け。

彼の秘密―?


何かあるの?

彼は少し黙って口を開いた。


「元カノじゃなくて…好きな人がいます」


…それと同時に私の線香花火も終わりを告げた。

それは…恋の終わりとも同時だった。

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