夏恋―NATSUKOI―
ケーキがあった。

板チョコには、

"Happy Birthday

My lover Kako"


"誕生日おめでとう

私の恋人 夏子"


「すごい…」

「頼んでもらってたんだ」


私は思わず涙を零す…

「佐藤くんありがとぉ~」

すると、佐藤くんが私の頬をぷにっと掴んで言った。



「"圭"だろ?」

「あっ…そうだね。圭、ありがとう」


そして、自分から背伸びをしてキスをした。


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