私はこの宙を何よりも尊いものだと信じます。
あっという間に学校について、親が迎えに来てた康介は車で帰ろうとしてた間際に私に言った。
「明後日デートしよっか?」
私は迷わず首を縦に振った。
「んじゃ、10時にローソンなっ!じゃな~。」
車に乗って帰ってしまった康介…。でもデートは楽しみだった。
唯を車で乗せて、和樹は歩いて帰った。
次の日、弟がインフルエンザにかかった。
康介はもうかかってたから問題なかったケド…
月曜日になって私いつもより早く起きて髪の毛セットして、
お母さんに買ってもらったポンチョを着てローソンに向かった。
寒いから中に入って待ってると康介が来た。
「行こうか?」
「うん。」
言ったはいいけど、話す内容がない。
長い間の沈黙…
「何する??」
康介に聞かれた。
「ん~…なんでもいいよ?康介行きたいところないの?」
「特にないな…俺ん家来る??」
「へっ!?」
康介の家?行きたい!行きたい!私の心が叫んでいる。
「確か親いないからね…」
「本当?」
「うん、じゃ行こうか?」
私たちは歩きだした。
康介の家は学校からめっちゃ遠い。
歩くと1時間くらいかかる…
多分、康介が午後から部活だから家に行ってご飯食べて準備したら帰ってくるようになるだろう…。
でも、どんな所に住んでるのか行ってみたかった。
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