初恋の向こう側
再会
登校してからも俺の頭ん中は、今朝見た情景でいっぱいだった。
完璧なラインだった。
キュッと引き締まった腰と、その上のふくよかな膨らみのアンバランスさが……。
「アズマッ!」
いきなり机を叩かれて、へっ?と間抜けな声が出た。
「あぁ、オサか。どうした?」
「さっきから呼んでんのに、なんだよ?」
「あっ 悪りぃ……で、なんか用だった?」
訊ねるとオサはニンマリとして俺を見た。
「なぁ、オレらも早く見に行こうぜ?」