運命
旅行当日。
私達は今飛行機の中です。
【まもなく着陸態勢に入ります。シートベルトをきちんとお閉めください】
「やっと着いたぁ~」
そう言い私は大きく背伸びをした。
「夏姫よく寝てたなぁ」
「えっ・・・そんなに?」
「いびきうるさかったもん」
「嘘ぉ~;;」
「ホント。   ・・・と思う?嘘だよ。」
「もー!からかわないでよ」
「だって夏姫可愛いもん♪」
「はぁ!?何言ってんの?!」
「いいじゃん☆」
そんな会話をしながらも彼方はそっと手を繋いでくれたよね。彼方はそんな事気にもしてなかったよね。でも私はすごく嬉しかった。そして私達は今日の宿探しに行った。
「ここよくね?」
好奇心旺盛の零は古いオンボロ宿を選んだ。
「ねぇ零!出雲大社行きたいな!後、鳥取砂丘も!!」
「出雲大社はここから近いしいいけど、鳥取砂丘はめちゃくちゃ遠いぞ?!」
「あ~~。そうだった」
「また来年な!!」
また来年な!!っていう言葉はまたいつかなよりも嬉しかった。

出雲大社に行って帰ってきたときは、もう夕日が沈みかけていた。
「零、今日は楽しかった。すごくいい思い出になった♪」
「俺もめちゃくちゃ楽しかった」
そう言いながら私達はキスをして一つになったよね。初めてだった私を零は優しく抱いてくれた。次の日、私は恥ずかしくて零の顔を見れなかった。零はどんなだったかな?
恥ずかしかった?ねぇ答えてよ・・・。
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