君を想う
・・・帰り道


私は 近くのスーパーで


夕飯の買い物をして帰った


お母さんからのメールで


今日は 仕事で遅くなるから


夕飯の買い物を頼まれた


少し・・・買いすぎちゃったかな?


重い・・・


「麻美?」


ドクン


振り返ると お兄ちゃんが


立っていた


「・・・重そうだな」


「あ・・・お母さんに頼まれて」


俯きながらそう言った


すると お兄ちゃんは


持っていた袋を持った


「ほら 行くぞ?」


「あ・・・うん」


そのまま家まで歩く


どうしよう・・・気まずい


なんで こんなに気まずいのかな?


いつも通りに・・・出来ない


「・・・あの お兄ちゃん」


「今日の夕飯・・・なんだ?」


はぐらかすように そう言ったお兄ちゃん


「えっと・・・カレーにしようかな?」


そんな話をしていると 家に着いた
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