君を想う
すると お兄ちゃんは怪我した


人指し指に唇をつけた


ビックリして 目を見開く


ドキン


心臓が・・・高鳴る


「・・・絆創膏貼っとけよ


後は俺がやっとくから」


そう言って お兄ちゃんは


私から離れて 玉ねぎを切った


「あの・・・私 着替えてくる!」


そう言って リビングを出て


自分の部屋に向かった


ドキン ドキン・・・


なんで?


胸に手を当てると ドキドキ


高鳴っている


私が好きなのは・・・朔哉君だよ


落ち着かなきゃ


「麻美ー 出来たぞー?」


下からお兄ちゃんの声が聞こえた


私は 部屋着に着替えて


部屋を出た


ガチャ


「あ・・・ごめんね?」


「怪我 大丈夫か?」


「うん」


私は 薬箱から絆創膏を出して


怪我した指に貼った
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