君を想う
「三神君・・・」
「ちょっとさ・・・話さない?」
そう言って 三神君は
壁に寄りかかった
あまり 話さないから
ちょっと・・・変な感じだな
「・・・朔哉の事 嫌い?」
「へ?」
突然の質問に 驚いた
私は 俯いた
「麻美ちゃん 朔哉の事好きだろ?」
好き・・・
でも それは違う意味だから
「・・・好きだよ? でも」
「でも?」
でも・・・違うの
朔哉君の事を振ったのは
お兄ちゃんを選んだのは
私だから・・・
「何か理由があって 朔哉の事
振ったんだろ?
あいつに聞いても 何も言わないんだ」
きっと 朔哉君はわかってたんだ
だから 何も言わない・・・
「・・・理由なんてないよ
ただ 私と朔哉君はお互い好きじゃ
なかっただけで」
まるで自分の気持ちを
誤魔化すようにそう言った
「ちょっとさ・・・話さない?」
そう言って 三神君は
壁に寄りかかった
あまり 話さないから
ちょっと・・・変な感じだな
「・・・朔哉の事 嫌い?」
「へ?」
突然の質問に 驚いた
私は 俯いた
「麻美ちゃん 朔哉の事好きだろ?」
好き・・・
でも それは違う意味だから
「・・・好きだよ? でも」
「でも?」
でも・・・違うの
朔哉君の事を振ったのは
お兄ちゃんを選んだのは
私だから・・・
「何か理由があって 朔哉の事
振ったんだろ?
あいつに聞いても 何も言わないんだ」
きっと 朔哉君はわかってたんだ
だから 何も言わない・・・
「・・・理由なんてないよ
ただ 私と朔哉君はお互い好きじゃ
なかっただけで」
まるで自分の気持ちを
誤魔化すようにそう言った