君を想う
ドクン


居るんだ・・・


好きな子 そうだよね


倉崎君・・・カッコイイもん


なんか 泣きそう


目頭が熱くなってきた


「・・・どした?」


「・・・目にゴミでも入ったのかな?」


そう言いながら 目を擦る


「待った! 擦るなよ


俺が取ってやるから」


そう言って 倉崎君は


私の前に立った


ドキン ドキン・・・


近い・・・


「どっち?」


「え?」


「ゴミ入った目」


「あ・・・左・・・」


ゴミが入ったなんて ウソなのに


倉崎君の手が 私の頬に触れた


涙が・・・溢れそう


ドキン ドキン・・・


どうしよう


これ以上 近付くと


心臓が持たない・・・!


その時 唇に柔らかい


感触が当たった


え?


私は ビックリして目を見開いた
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