君を想う
・・・帰り道


今日はバイトないし・・・


家に帰って寝るかな?


そう思いながら 歩いていた


「あの・・・私は・・・」


「俺と付き合って下さい!」


公園の前を通ると


麻美が知らない男子に告白されていた


てか・・・あいつ誰だよ?


違う高校の制服着てる


「いつもここ通ってて


それで・・・可愛い子だなって・・・」


ここ 帰り道なんだよな


てか 麻美困ってるじゃん


仕方ないな・・・


「麻美!」


「朔哉君・・・」


俺は 公園に入って


麻美に近付いた


「俺の彼女に 何勝手に


告ってんだよ?」


やべ・・・彼女って言っちゃった


「あ・・・すみませんでした!」


そいつは頭を下げて 慌てるように


公園を出て行った


「たく・・・大丈夫か?」


「・・・うん」


麻美は少し 戸惑いながら言った
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