君を想う
隠し事をしている気分だった


麻美・・・大丈夫かな?


後で様子見に行くか・・・


俺はいつになったら 


こんなモヤモヤした気持ちから


解放出来るんだろう?


何回告白したかなんて 覚えてない


第一 麻美の事を考えての事だった


しばらくして 保健室に戻った


ガラ


保健の先生は 出張で居ない


「・・・麻美?」


ベッドの方に向かい カーテンを開けた


気持ち良さそうに眠っている


「・・・寝てるのか?」


寝顔・・・可愛いな


色々あって 疲れたのかもしれない


「ごめんな?」


そう言って 麻美の前髪を


そっと上げた


このままじゃ・・・どうにか


なりそうだった


「ん・・・」


ドキン


麻美はそっと目を開ける


「・・・朔哉君?」


「調子どうだ?」


そう言いながら 近くの椅子に座った
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