君を想う
・・・次の日


「麻美・・・少し顔色


悪いわよ?」


お母さんが心配そうにそう言った


「大丈夫だよ・・・寝不足なだけ


じゃあ行って来るね?」


パンを食べて 椅子から立ち


リビングを出た


少し・・・目の前が歪むな


それに少し気持ち悪い・・・


バタン


私は玄関前で倒れてしまい


気を失った


目を覚ますと 部屋の天井があった


ここ・・・私の部屋?


身体を起こすと ベッドに寄りかかっている


お兄ちゃんが居た


もしかして・・・お兄ちゃん


運んでくれたの?


「ん・・・麻美 大丈夫か?」


お兄ちゃんは 起き上がって


私を見た


「うん・・・」


「さっき医者が来てたんだ


軽い貧血とストレスだってさ・・・


学校には母さんが電話しといたから」


「・・・お兄ちゃん」


私・・・また心配かけちゃった
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