君を想う
朔哉君の事も・・・考えてる


でも 私は・・・


「・・・今 麻美がしてる事


私はわからない」


そう言って 咲帆ちゃんは


屋上を出た


わからない・・・か


最初は 私も咲帆ちゃんと


同じ考えだった


だけど・・・それだと


ダメな気がしたから・・・


お兄ちゃんを選んだのは


私の決意だから


自分で決めた事・・・


咲帆ちゃんが お兄ちゃんの事


好きだって言うのは知っている


「・・・バカみたい」


私 本当何やってるの?


せっかく 咲帆ちゃん


心配してくれたのに・・・


ガチャ


「麻美?」


ドキン


声をかけられて 振り返ると


朔哉君が立っていた


「・・・朔哉君」


「ごめんな?」


突然 朔哉君が謝ってきた
< 249 / 513 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop