君を想う
学校を出て 歩いていた


きっと麻美は 俺の事


振ったって思ってるよな?


自分の事 責めるぐらいだし・・・


「あのさ・・・あまり気にすんなよ?」


「え?」


「お前さ その・・・そういう所


あるっていうか・・・」


何を言おうとしているのか


わからなかった


俺のバカ・・・


「・・・ありがとう」


麻美は俺にそう言った


ドキン


やっぱり・・・ダメだ


「? 朔哉君?


顔赤いけど・・・熱でもあるの?」


マジかよ・・・


自分でも気付かなかった


顔 赤いなんて


「ちょっと・・・暑くて」


誤魔化すように 手で扇いだ


未だに少しだけど 緊張してしまう


「ここで大丈夫だよ・・・」


「・・・そうか じゃあまたな」


そう言って 俺は来た道を戻った


少し・・・頭冷やさなきゃな
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