君を想う
「いいよ! 亮介に付き合って


もらうから」


そう言って 咲帆ちゃんは


亮介君の所に向かった


「・・・あの 忘れてて


ごめんなさい」


俯きながら謝った


「別に・・・俺怒ってないよ


放課後 復習するからな?」


ドキン


ふいに朔哉君が笑った


ドキドキする・・・


何度も ドキドキ心臓が高鳴った


脈が・・・熱い


首に手を当てると 少し熱かった


・・・放課後


私と朔哉君は 誰も居ない教室で


勉強していた


どうしよう・・・近い


こんな至近距離で・・・


「で・・・ここがこうなるから


麻美? 聞いてる?」


ドキン


「あ!うん・・・」


ダメだ・・・全然集中出来ない


落ち着かなきゃって思っても


なかなか落ち着かない
< 264 / 513 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop