君を想う
私と咲帆ちゃんは 屋上を出た


教室に行くと・・・倉崎君の席には


女子達が囲んでいた


さすが・・・だな


「朔哉は 本当に人気だからねー」


「・・・うん」


「ファンクラブがあるぐらいだから」


ファンクラブ・・・って


なんか 本当に凄いな


まぁ あれだけカッコイイから


仕方ないかな?


キーンコーン・・・


予鈴が鳴って 席に着いた


「麻美」


ドキン


見ると 倉崎君が居た


隣だから・・・当たり前か


「な・・・何?」


「さっき顔赤かったから・・・


大丈夫か? 心配してたんだ」


「あ・・・うん!」


ドキン ドキン・・・


まだドキドキ言ってる


「あのさ・・・俺の事


名前で呼んでいいからさ」


へ?


い・・・今なんて?
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