君を想う
へ?


「・・・別にいいけど」


「ごめんね 麻美・・・


私 先生に呼ばれてたの


忘れてた 後で学食行くから!」


そう言って 咲帆ちゃんは教室を出た


「・・・麻美 行くぞ?」


「あ・・・うん!」


ガタ


席を立って 私は倉崎君と


廊下に出た


こうやって・・・横を歩くだけでも


ドキドキする


どうしよう


「あ! 倉崎君だ!」


「カッコイイよねー」


なんて声が 聞こえていた


でも 倉崎君は全然動じない・・・


どうしてそんな・・・


普通でいられるの?


何考えているのか わからない


「あのさ・・・」


「え?」


突然 倉崎君が話しかけて来て


少しビックリした


「・・・やっぱいいや」
< 29 / 513 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop