君を想う
そう思っても 落ち着いてくれない


「・・・おはよ」


「なんか元気ねーけど・・・


大丈夫か?」


そう言って 朔哉君は


私の前髪を上げて


額をくっつけた


ドキン


私は 上目遣いで朔哉君を


見る形になった


「・・・熱はねーな てか


お前最近少し変じゃね?」


そう言って 朔哉君は


私から離れた


「そうかな・・・?別にいつも通りだよ?」


平然を装っても 顔が赤いのが


自分でもわかってしまった


「本当に大丈夫か?」


「・・・うん! ほら授業


始まるよ?」


そう言って 教室に向かった


ドキン ドキン・・・


首に手を当てる


脈が・・・熱い・・・


ドキドキする


どうして落ち着けないんだろう?


胸に手を当てると ドキドキ


心臓が高鳴っていた
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