君を想う
俺は 亮介から離れて


廊下を歩いた


色々考えていたら


頭痛いな・・・


余計な事 考えないように


しなきゃな


「キャー! 倉崎君よ!」


「カッコイイよねー」


なんて声が聞こえてきた


屋上にでも行くか


俺は 階段を上がった


ガチャ


屋上のドアを開けると


座ってフェンスに寄りかかっている


麻美が居た


「・・・麻美?」


寝てるのか?


なんでここに居るんだ?


起こさないように そっと近付く


麻美の隣に座った


トン


チラッと見ると 麻美の頭が


俺の肩に乗っていた


どうすっかな・・・?


見ると 涙の痕があった


泣いてたのか?


どうして・・・?


少し冷たい風が吹いた
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