君を想う
お昼を食べ終えて 学食を出た


美味しかったな・・・


「ね? 美味しかったでしょ?


この学食のランチ凄く美味しいの!」


「うん 本当に美味しかった


あのさ・・・咲帆ちゃん


どうして倉崎君・・・


学食で食べないの?」


「ああ・・・面倒だからじゃない?」


面倒・・・


確かにそんな感じだったな


「麻美? もしかして


朔哉の事・・・気になるとか?」


「え!?」


気になる・・・っていうか


なんていうか


ドキン ドキン・・・


ドキドキする


「・・・私 倉崎君の事


よくわからない」


好きなのか・・・どうかも


わからなかった


「でもキスされたんでしょ?


それって 好きって事じゃない?」


「・・・」


咲帆ちゃんは 目を輝かせながら


そう言った


なんか・・・自分でもよくわからない
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