君を想う
俺と麻美は 学校を出て


住宅街に向かった


この辺って・・・デカイ家が


多くて結構有名なんだよな


金持ちが住んでるって噂だけど


「・・・なぁ お前の家どこ?」


「あ・・・ここ」


麻美が指を差したのは 周りの家と


ほぼ同じ大きな家だった


こいつ・・・金持ちなのか?


「送ってくれてありがとう・・・」


「なぁ お前の親 何やってんの?」


やべ・・・何聞いてんだよ?


どうでもいいことを・・・


「何って・・・普通だよ?


お父さんはサラリーマンだし


お母さんはパート・・・


この家は安く売りに出されてたから」


ああ・・・なるほど


「じゃあまた明日ね?」


そう言って 麻美は門を開けて


家の中に入っていった


俺は来た道を戻る


てか・・・俺なんで


キスなんてしちゃったんだよ


でも・・・麻美は可愛いし


さっきも告られてたし


そんな事を考えながら 家に帰った
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