君を想う
顔赤くなると 可愛く見える


「・・・あのさ しつこいかも


しんないけど」


「うん?」


「・・・俺の事 嫌い?」


大好きだって言ったのは


どういう気持ちでなんだろう?


麻美の気持ちが知りたいのは


俺だけなんだろうか?


「嫌い・・・じゃないよ」


少し 声が震えているのがわかった


でも ここでまた好きだなんて


言ったら・・・


また麻美は 自分の事を責めるよな?


言いたい気持ちを 抑えた


「私はまだ・・・よくわからないの


朔哉君も好きだけど


いつか・・・本当に好きだって


想いたいから」


「・・・そっか」


しばらくすると 玄関に着いた


外はもう真っ暗だった


「うわ・・・もう暗い」


「・・・送ってやるから」


本当は 今日バイトだけど


でも 麻美1人で帰らせると


またナンパされるかもしれないし・・・


心配だった
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