君を想う
私は 手の甲で涙を拭って
咲帆ちゃんと屋上を出た
「なんか 話しすぎちゃったね」
「え?」
「・・・朔哉は麻美一筋なんだから!
自分の気持ちなんかさ
自分にしかわからないでしょ?」
私にしか わからない気持ち
でも 今は凄く心が
悲しく感じる・・・
いまいち自分の気持ちが
はっきりしない
「・・・あ 言い忘れてた
なんで私が 健さんを好きになったかって」
思い出したように
咲帆ちゃんは言った
「なんか・・・運命感じたの」
「運命?」
「うん 一目惚れっていうのかな?」
一目惚れ・・・
前に お兄ちゃんが言ってた
『出会ったのは 運命なんだ』って・・・
お兄ちゃんの悲しい顔を
見たくなくて・・・だから
私はお兄ちゃんを好きになった
「・・・麻美 大丈夫だよ
朔哉はそんなんで あんたを嫌いに
なんかならないから」
咲帆ちゃんは 私の肩を叩きながら
そう言った
咲帆ちゃんと屋上を出た
「なんか 話しすぎちゃったね」
「え?」
「・・・朔哉は麻美一筋なんだから!
自分の気持ちなんかさ
自分にしかわからないでしょ?」
私にしか わからない気持ち
でも 今は凄く心が
悲しく感じる・・・
いまいち自分の気持ちが
はっきりしない
「・・・あ 言い忘れてた
なんで私が 健さんを好きになったかって」
思い出したように
咲帆ちゃんは言った
「なんか・・・運命感じたの」
「運命?」
「うん 一目惚れっていうのかな?」
一目惚れ・・・
前に お兄ちゃんが言ってた
『出会ったのは 運命なんだ』って・・・
お兄ちゃんの悲しい顔を
見たくなくて・・・だから
私はお兄ちゃんを好きになった
「・・・麻美 大丈夫だよ
朔哉はそんなんで あんたを嫌いに
なんかならないから」
咲帆ちゃんは 私の肩を叩きながら
そう言った