君を想う
女子達の挨拶はいつも無視している


でも・・・麻美は別だった


「でさー・・・あ!


朔哉 おはー」


香坂と麻美が 教室に


入って来た


麻美は少し 俯いている


元気がないように


見えるのは気のせいか・・・?


ガタ


席に着いたのがわかった


「・・・麻美? おはよ」


「あ・・・うん」


やっぱり様子が変だな


「お前 元気なくね?」


「そんな事・・・ないよ?」


少し戸惑っている?


「・・・ならいいけど」


「うん」


少し気になっていたけど


気のせいだと思い


スマホをいじった


「・・・あの 朔哉君」


「え?」


「心配してくれて・・・


ありがとね?」


そう言って 麻美は少しだけ笑っていた
< 374 / 513 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop