君を想う
ドキン ドキン・・・


ドキドキが・・・余計にうるさい


これじゃあ 朔哉君に


聞こえてしまう


すると 朔哉君の手が私の胸に


触れていた


「・・・嫌!」


ドン


ビックリして朔哉君を突き飛ばした


「・・・ごめん」


「あ・・・えっと・・・」


どうしよう


ビックリして・・・突然の事で


どうすればいいのか


わからなかっただけなのに


「俺・・・先教室戻るから」


「あ・・・うん」


そう言って 朔哉君は


保健室を出て行った


触られた胸に そっと手を当てる


ドキン ドキン・・・


ドキドキが・・・うるさい


どうしよう


また 朔哉君の事傷付けちゃったかな?


「・・・ドキドキ言ってる」


顔が少し熱いのがわかった


落ち着かなきゃ・・・


そう 自分に言い聞かせながら


深呼吸をした
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